新着情報

  • 2024年7月3日

    今月の一字【 運 】

     

     

    運命・・・運ぶ命と書きます。

    生まれてきた命をどう運ぶのか。これは自分次第、自己責任ということが大きいと思いますが、

    とはいえ、運に守られている。運が強いと思うことが多々あります。

    困難な出来事に、もうダメかなと弱気になることもありますが、

    どこかから誰かからの助け舟が来る。

    励ましの言葉であったり、実際の行為であったり・・・。

    今は亡き母や姉、尊敬する師、そして今近くにいる家族・友人・・・が私の後ろにいると感じます。

    7月は私が生まれた月です。

    明石家さんまさんの言葉に「生きてるだけで丸もうけ」という言葉があります。

    その通り!

    今月の一字に目を止めて頂いた皆さん。運命を幸運ととらえて開運につなげましょう。

     

  • 2024年6月5日

    今月の一字 【 語 】

     

    語る(かたる) はなし  ことば

    議論、応答すること

    人と応対するのを「語」。対話、人と返答し合うこと。

    自らいうことは「言」。我が心にあることを人に言うこと。

    国語とは日本のことば。その国固有のことば。

    「言」・・・ありのままにすぐに口に言い出すこと。ゆえに「口」を書く。

    心の思うところを口に言い述べること。

    おのれの言うことを主として相手に重きをおかないこと。

    「言語」は声や文字によって思いや感情を伝達することに重きをおく。

    人間関係に必要不可欠です。

  • 2024年5月3日

    今月の一字 【集】

     

    集まる つどう

    人と人が集まる。集まると会話が始まります。

    そうすることで心を通じ合わせています。

    血気盛んな若い頃は、人との関わりよりも、まず自分。

    自分さえしっかりしていれば・・・と鼻息荒く肩ひじ張っていました。

    信じられるのは家族とスポーツの仲間だけ。とガードバリバリ。

    実は、人と深く関わることが怖かった。傷つくのがいやだったからかな。と思います。

    年と共に肩ひじを張るのに疲れたというか、少しずつフランクに自分を出せるようになっているかな?

    前よりもずっと、人、人間を好きになっていると実感しています。

    仏(あの世)に近づいている・・・とは感じてはいませんが。

     

    連休明けの5/10~5/12、書道作品展を行います。

    よろしければお立ち寄りください。お待ちしております。

     

  • 2024年4月1日

    今月の一字 【 陽 】

     

    太陽の陽(ほがらか、明るい)あたたかさを感じる一字です。

    つい先日まで、気温が上がらず、桜の蕾も固くなっていましたが、高槻での町中では今、5分咲になっています。

    それに雪柳の小粒で真っ白な花と、緑の葉のその対比も美しく、朝晩の散歩も足取り軽く心はずむ思い。

    まさしく陽(ひ)は人に希望をもたらす文字であり、陽春のあたたかさ。

    寒い季節の後に必ず毎年訪れる春の息吹。

    希望の風と香りを思いっきり、胸一杯に吸い込みましょう!

  • 2024年2月6日

    今月の一字 【 軸 】


    人の身体でいうと、背骨。

    背骨がまっすぐ立ってフラフラしてないから正しい姿勢が保てます。

    子どもの頃からボール遊びやチャンバラ、ベッタンと男の子と遊ぶことが多かったんです。

    中学生からソフトボール部に入り、60歳まで現役でした。

    えっ? 書道をずっとやってたんじゃないの?と思われるかもしれません。

    ソフトボールと書道の両方をずっとやってきました。私の中では違和感なく両立していました。

    ソフトボール部ではボールを触ること、打つことが面白くて、

    そして仲間とのワイワイが楽しくて、高校の時はクラブ活動に明け暮れました。

    (朝練、夜練は当たり前)

    もちろん授業はきちんと受けていました。

     

    特に書道の墨を磨る時間と白い半紙に黒い墨で線を引く。

    それが重なって文字になる。目にみえる形になる。おもしろい!!

    静と動の正反対なことですが、共通点があります。

    身体の軸を通すこと。フニャフニャにならないこと。

    軸を意識してバットを振る。そのコツは身についているはずですが・・・。

     

    先日、打ちっぱなしのゴルフ練習場に連れて行って貰いました。

    ソフトのような感覚でクラブを振ればいいとアドバイスを頂きましたが、

    あの直径3cm余りのボールに当たりません。

    前へ飛びません。何としたこと!

    運動神経はある方だと思っていたのですが・・・。

    軸をぶらさず軸で回してやっているつもりが・・・。

    思っている事と出来ていることのギャップを実感している最近です。

     

     

  • 2024年1月5日

    新年あけましておめでとうございます

  • 2023年12月1日

    今月の一字 【 縁 】

     

    今年も1年の締めくくりがやってきました。

    当社にとって前年は、厳しい状況でしたが、お陰様で徐々に回復に向かっております。

    世の中の流れに左右されない強い体質づくりを目指して、経営指針書も毎年見直ししております。

    現実は厳しいものがありました。目指す姿と現実のギャップに頭打たれたここ数年です。

    同じような思いをお持ちの方もきっとおられると思います。

     

    とにもかくにも、何とか、年末年始を迎えられそうなこと、まさしくお仕事いただければこそ。

    おかげさま。ご縁のおかげ。必要とされる方に選ばれてこその仕事であります。

    皆様のお役にどれほど立てたであろうか。気付かずに失礼なこともあったのではないだろうか・・・。

    いろいろと思い返しながら年末までの一つひとつの出来事に心を込めてお応えしていきたいと、意を新たにしているところです。

     

    少し早いですが、今年のご縁に心よりお礼申し上げます。

    皆様にもよき師走をお迎えくださいますよう、心よりお祈りと願を捧げさせて頂きます。

  • 2023年11月1日

    今月の一字 【 吉 】

    大吉・中吉・・・まさにおめでたいことを表す漢字です。

     

    祝詞(のりと)の上に神聖な鉞を置いて祈りの効果を守ることを示しているのが「吉」である。

    祈りが実現して人々は幸せになり、めでたくなる。

    従って、吉には「よい。しあわせ。めでたい」という意味があります。

    みなさま、お一人おひとりにとって、年の瀬の近い十一月が吉日でありますようにお祈りいたします。

    私共もこの度ご縁を頂きまして、島根県の出雲大社の神前店にて、書を浄書させていただくことになりました。

    十一月は神在月(かみありつき)で全国の神様が出雲へ集まるという言い伝えがあり、

    11月23日、24日は特に全国から善男善女がお詣りされるそうです。

    出雲へお出かけの時は、一声お声をかけてください。(090-3054-1054)

     

  • 2023年10月16日

    今月の一字 【 歩 】

     

    『天高く馬肥ゆる秋』

    というように、秋の空は高く晴れた日の青が鮮やかで足取りも自然に軽やかになります。

    皆様の日々の歩みが一歩一歩楽しく弾むような毎日でありますように、

    お祈りしながら今月の一字にさせて頂きました。

     

    一番最終画、左祓いをわざと波打たせています。

    すべての歩みは順調にはいきませんよね。

    多少紆余曲折があっても最後は良しという願いを込めて、上にあげております。

  • 2023年9月19日

    今月の一字 【 優 】

     

    やさしいー。優れているなどの意味を持ちます。

    「優」という文字は「亻(にんべん)に憂い」と書きます。

    隣に人が寄り添って気持ちを和らげたり、慰め楽しませたりすることを表現して「やさしい」の意味が生まれました。

    人の心の悲しさ、辛さを受け止め、共感する心を持っている人は、

    心が本当に優しい人であり、優秀な人であると思います。

  • 2023年8月2日

    今月の一字 【清】

    清らか、清める、清潔、清浄、清流・・・

    さんずいは水を表す。

    青は青く澄んでいる様子を表す。

    従って「清」は濁りのないきれいな水から派生して、すべてを清めるという意味を持ちます。

     

    心、気持ちの汚れはなかなかにとれませんが、まずは事務所の内を清めましょうと、

    時間を見つけては整理整頓をしています。

     

    沈殿している水も同じです。

    波風を立てずにいると、底に泥は溜まっていても上は澄んでいるので一見は綺麗に見える。

    しかし、かき回すと一気に濁ります。きれいにするには、流すしかない。

    感情の整理も同じだと思い、もやもやして溜まっておいていた感情を一区切りつけてから流すことも大事だなぁと、

    そんなことを考えてながら、片付けていると、だいぶきれいになりました。

    でもきっと、又すぐに汚れます。又、流す。その繰り返し、繰り返し・・・。

  • 2023年7月3日

    今月の一字 【照】

                                       

    元の字は

     と書きます。

    日の光がすみずみ迄、明るくすること、四方を照らすことを表します。

    そして、又、光によってかくれていたものを明らかにする意味もあります。

    昭の下の火は (れっか)といい、夜になると、大昔は電気がないので

    火をもやして部屋を明るくした ことから照の文字になりました。

    すみずみ迄照らすとはいえ、天の運行の巡りによって

    日の当たらない場所や時もあります。

    雨の日は、草木が喜び、曇りは暑い日差しをやわらげてくれます。

    そして、雲の奥には太陽が輝いている。

    目にみえる現象の奥に、目には見えなくても日の光がありいつも照らされています。

    何があっても必ず日は昇ります。

    人間でいうと良心のようなものでしょうか。

    毎日、自分にとって好ましいこと、好ましくないことがおこります。

    その一つ一つに手を尽くすことが大切であると同時に、

    一つ一つの出来事に一喜一憂しない心の太さが、最も大切であること。

    心を定めることの大切さを教えられている気がして、

    今月の一字に選びました。

  • 2023年6月8日

    今月の一字 【烈】

    熱烈の烈

    みるからに激しい、燃える、ほとばしる勢いを感じさせる文字です。

    心を燃やし、身をこがすようなそんな激しい思いにかられることが日常あるだろうか。

    年を重ねると、まあまあと受け入れることが円満な人格だと勘違いしていないか?

    忘れていた激しさが筆に墨を含ませ、

    イメージをふくらませていると、よみがえってくる。

    筆の力、墨の力ってすごい、と書いている私自身再認識している。

    違いを受け入れる懐の広さはもちながら、心の底に燃える炎は消してはいけない。

    書き終わったとき、額に汗をかいていることに気付き、

    すがすがしい気分になりました。

  • 2023年5月16日

    今月の一字 【顔】

    今月の一字は「顔」。
    皆さん、どんな顔に見えますでしょうか?
    書いていた時の気持ちとしては、今の自然の表情が出ればいいな-、と思って書きました。
    若い頃は黙っていると、こわい、とよく言われました。
    真剣に話を聞いているつもりなのですが、見ている人はにらみつけているように感じるらしいです。
    第一印象って大事ですよね。
    モナリザとは言いませんが、なるべく自然のほほえみが出ればありがたいですね。
  • 2023年4月3日

    今月の一字 【志】

    桜満開の今、4月の街には新学期を迎える学生さんや嬉しそうな笑顔の子供たちが行き交い、心華やぐ季節になりました。

    事業も新年度のスタートとなり、心新たに生まれ変わろうとする4月でもあります。

    古来より、人は季節の象徴として桜の花に心を投影し、漢字に表してきました。

    恵・・・恵のこころ

    慈・・・慈しみのこころ

    悠・・・ゆったりした心

    優・・・やさしい心

    思・・・思う心、思いやりの心

    感・・・感じる心・・・他

    いずれも情緒や情感の大切さを表す言葉です。

    その中で、今月の一字は【志】を揮毫いたしました。

    志とは、心の向うところであり、目指すところでもあります。

    皆様お一人おひとりの幸せを願う思いを一筆に込めて書かせていただきました。

  • 2023年3月5日

    今月の一字 【 感謝の感 】

     

     

    書を業としてはじめて足掛け40年になります。

    まず頭に浮かんだ言葉が感謝です。

    いろんな方との出会い、そのお一人おひとり・・・

    いろんな出来事、その一つひとつ・・・

    お仕事でクレームを頂いたこともあった。

    対応面にしても失礼なこともしてしまった。と反省ばかりが頭に浮かびます。

    人を幸せに。周りの人の心を豊かにしたいと願っているのに、

    その通りにはなかなかしていない自分・・・

    しくじたる思いがあります。

     

    それにもかかわらず今日までお仕事を続けさせていただいていることに、ありがたい・・・

    たくさんの方の応援や励ましを頂き、感謝の言葉しかありません。

     

    書を描くこと。

    思いをお聴きして、そこに込められた願いを心を込めて表すことに、全力を注ぎたい。

    【 一筆に福を祈って 】

    春、三月、桜の蕾を見上げて思うことです。

     

  • 2023年2月6日

    今月の一字 【繋】

     

    どんなに複雑そうに見える文字でも、美しくバランスよく書こうとすれば線と線が繋がっている。

    という意識と実際の筆の動きに繋がりの気配が見えることが肝心です。

     

    今までの仕事のつながり、人のつながりを紐解いてみても、

    一つ一つの出来事があり、それが次の出来事のきっかけになっています。

    実際にやっているその時は、一つ一つを只、懸命にしているだけ。

    バラバラに思っていたことが、鳥の目(俯瞰)で見れば、あの時の出会いがきっかけとなり、

    次へ次へと線が引かれて行っていたってこと、ありますね。ほとんどすべての事がそうなのかもしれません。

    原因と結果はつながっているのは当たり前じゃないかと思えてきますが、

    毎日の日常でそんなに大切に感じているのだろうか?

    意識せずに流している。流れている。

    一期一会と口ではいいながら・・・。  と自分をふり返っています。

     

    では、私達に出来ることは? その一つ一つに真心を込める事。そこに作意があるのか。

    戦略(自分の望ん結果になるように、一つ一つ計算して動く)とか手段というのかもしれませんが、

    どうもしっくり来ません。純粋な真心と作意・・・。

    両方いるよね。そのせめぎあいであったり、時にはどちらかが前に出たりします。

    が、やはり、心。純粋な真心。相手を思う気持ちに優る美しいものはないと感じます。

     

    全ての出会い、一つ一つの出来事に心から感謝できる私でありたい。

    と願う心で「繋ぐ」を今月の一字といたしました。

  • 2023年1月4日

    新年の一字 【 生 】

    あけましておめでとうございます。

    明るく生きる

    人と生きる

    自分らしく生きる

    ありがとうに包まれて生きる

     

    「生」の字の成り立ちは、土の中から新芽が伸び始め、新しい葉を付けていく姿を見て、

    古代の人が命につなげたロマンあふれる文字なのです。

    当社も創業40周年、私自身75歳を迎えますが、

    新しい命を頂く思いで若葉の瑞々しい気持ちをもって、

    皆様のお役に立たせて頂きたいと思っています。

     

    どうか、皆様にとりましても、この一年が幸い多く

    瑞々しく生命溢れる年でありますようお祈り申し上げます。

  • 2022年12月5日

    今月の一字 【 翔 】

    しょう、はばたく。

    大空に向かって羽を広げて自由に楽しそうに飛んでいる鳥をイメージしました。

    文字の書き始め、鳥でいえば飛び立つ時から最後まで流れを切らさずに悠々と大らかに舞うように筆を揮いました。

    師走の忙しい時ではありますが、皆様が益々大らかな気持ちで飛翔されることを祈りながら…。

  • 2022年11月1日

    今月の一字 【 茶 】

    11月の声と共に肌寒く感じる日が多くなりました。

    こんな時、温かいお茶を一服すると心が和みます。

    ほっと一息・・・。気持ちも温かくなります。

    夏の間はのどの渇きを潤すのに水をたくさん飲んでいました。

    数ヶ月でこの変化!

    季節の変化に合わせるように人の身体って出来ているんだなぁとつくづく感じる1日です。

    ふと「北風と太陽」の逸話が頭に浮かびました。

    皆さんも温かいお茶を飲んで、委縮している心と身体をほぐしてあげてください。

  • 2022年10月4日

    今月の一字 【 美 】

    秋の空、さわやかな風、夜が明けて昇る太陽。

    昼の太陽は白くてまぶしいけれど、日が昇りたての太陽はオレンジ色で、暗かった周りの空も一面に色づき始める。

    この自然の運行に美しさを感じない人は少ないでしょう。

    昔をふり返って、生きることに苦しかった時は、季節の移ろいも目に入らなかった。

    生きること、食べることに必死だった何年間。

    今思えば懐かしい。人は生活にゆとりがないと、周りの事は目に入っても見ていないんだ。

    大自然に包まれて、その中で生きている。その自然の法則のようなものに謙虚でありたいと思う。

    10月。変化の時。

    風も真夏の暑さとは違う。

    コロナの猛威もワクチン等の対処をしながら、私達が慣れてきたのか、予防をしながらも世の中は動き出している。

    今も、現実に日々の経営する中で、しんどいことはあっても、朝日が昇り、夜には月をめでる気持ちは健在だ。

    その時間が元気を注入してくれている。心のゆとり、心の健康がつくづく大切だと感じている。

    気持ちが動いて次に行動する。理念(想い)があって、その次に人は動く。

    食べたいという気持ちが起こってから、人は箸を持ちお茶碗を持つ。

    その当たり前なこと、自然なことに大切なことが隠れているように思う。

     

    自然(山や川、木や花・・・)は、神様が作った最高の美。文字は人間が作った最高の美。

    人々の心を和ませ、元気づける。書が描きたいと今朝の朝陽に祈る。

  • 2022年9月8日

    今月の一字 【 風 】

     

    毎朝の愛犬の散歩道、

    頬にあたる風に秋の気配を感じ、空を見上げると流れるようなすじ雲にも秋を見て、季節の移ろいを感じます。

    この大きな自然界の中で、鳥も人間も虫も木も生かされて生きている・・・。

     

    又、その中で鳥は鳥らしく大空を巡り、虫は虫らしく地を這い草を喰む。あるがままに無心に・・・と見えるが、視線を近づけて見ると、それぞれが生きるため、生き残るため、子孫につなぐために精いっぱい闘っている。

     

    先日、同じ学びをしてきた仲間が逝った。

    私との接触の頻度はともかく、余命何年の宣告を受けながら一切の延命治療を行わず、自然療法を貫いたその思いの深さと、芯の強さに驚嘆すると共に敬意、そして安らかな眠りを祈らずにはおられません。

     

    翻って自分自身の姿を問うてみる。人は死して何を残すのか?

    自らが善しとするその生き様しかないのではないか。と、

    早朝の涼やかな風に乗って彼女の声が聞こえたような気がしました。

         

      【 生命即神 】・・・亡き人が一番大切にしていた言葉です。

     

  • 2022年8月2日

    今月の一字

    今月の一字【奏】

    吹奏楽の「奏」は奏でるとも読むことが出来ます。

    意味するところは、ハーモニ~!!

    楽器のつながり。それは人と人との呼吸、繋がり。

    1人1人がどんなに演奏が上手でも、合奏をしたときに素晴らしい演奏になるかどうかは分かりません。

    周りの人の音を聞き、1つの音楽を奏でようと気持ちを合わせないと心を打つ音楽にはなりません。

    文字もそうなんです。1本の線から始まって、次の線とのつながり。目に見えなくても筆意のつながりがあるのです。

    猛暑の中ですが、こんな時こそ原点に返り、一つ一つのつながりの大切さに思いを馳せている昨今です。

    皆様くれぐれもお体ご自愛ください。

  • 2022年7月1日

    今月の一字

    六月の一字 「弾」

    
    
    
    弾力、はずむ、リズムをいかして。
    イキイキと筆を動かす大切さ。
    形の美しさ(バランス)と
    呼吸をしているかのような活きた線(弾力)
    の両方が相俟って、きれいで、しかも生きた字になり
    その勢いが人の心に働きかけ感動を呼び起こすこと
    になると思っています。
    
    ここに毛筆を使って書く意義があると信じています。
    
    これは文字を書くことだけにとどまらず
    人と人とのコミュニケーション、間合いのとり方
    にも言えることですね。
    
    それぞれの思いを素直に発言しながら
    時に意見の相違はありながら
    同時に相手への気配りも忘れず、全体の為に
    より良い答えを見つけ出していく。
    
    調和と個性の融合、奥が深いです。
    
    
  • 2022年5月12日

    今月の一字

    今月の一字

    伝(つたえる)

    伝えるということは、思いを伝える。気持ちを伝える。行事を知らせる。存在を知らせる・・・

     

    「当社はこんな会社です。こういうことを大切にしています。こんなことを思って仕事をしています。当社を知っていただくためにこんな行事(イベント)をしています」

     

    当たり前のこととはいえ、伝える・知らせる・知ってもらうことの大切さをつくづく感じます。

     

    知らないと行きようがないし、来てもらいようもない。 人間関係・コミュニケーションにしても、 こちらの思いを伝えることで、相手との心の距離が近づきます。

    親から教えられたこと、伝えられたこと。

    私の場合、母から伝えられたと思う一番大事なことは、 「このままでいい。まっすぐに生きなさい。」 「兄姉仲良くしてね」ということ。

    7人兄弟の末っ子でもある私は、ひときわ母との関係が深く育てられました。

    甘やかされ愛を疑うことなく、その無条件の感覚は、 今の私の性格・人格の基礎になっていると年齢を重ねるほど つくづく思います。

    伝える・伝承・・・

    伝えられたことを次代に伝え、人類は何万年継承を繰り返して 今日があります。

    ご先祖様から日本の伝統や文化、新しい体験を変えながらより良いものにして世の中へ、次代へ渡していきたい。

    先ずは周りの人たちとの関係を・・・ と願いながら、気持ちを素直に伝えるのに一番難しいのは、

    一番身近な存在である夫婦かな・・・と反省を込めて感じています。

  • 2022年4月4日

    今月の一字

    視(みる)
     視線・・・目でみている方向
     視点・・・物事を見たり考えたりする。観点。見方。

     

    先日より白内障手術をしています。普段、メガネをかけているので日常生活に不便はないのですが、今年運転免許の更新があり、前もって視力検査をしたところ、このままでは数値が足りないということで、手術に踏み切りました。

    まず、右目を。そして、一週間おいて左目ということで、約半月ぼやけていたものが、焦点ピタッとあってくっきり鮮明に見えます。

    初めてメガネをかけた時の感覚に似ているかなと感じています。物事の本質を見て進んで行きたいと思った当時を思い返すと共に、長年眼鏡になれていて、知らず知らず見る目がやや曇っていなかったか…と、反省するとともに、新しい世界が開ける感覚もあり、ワクワク愉しみな日々を過ごしています。

  • 2022年3月2日

    今月の一字

    当社の得意先に勤められていたA氏が円満退職されるとのことで、先日挨拶に来られました。
    春は卒業式や入学式等、出会いと別れが交錯する季節。出会いが嬉しいですが、別れは新しい旅立ちとはいえ、やはり心寂しく思ってしまう私です。
    しばしの間、思い出話に花が咲いた後、一人になってから感じたことですが、仕事でのお付き合いとはいえ、一回一回の対応に、心配りが出来ていただろうか・・・。
    一期一会という言葉が頭の中を回っていました。
    世の中の動きを見ても、決して順風とは言えない情勢の中での決断に、尚一層の幸運・幸福を祈らずにはおられません。
    今月の一文字はそのA氏からのリクエストです。
    
    
    
  • 2022年2月2日

    今月の一文字「歩」

    「歩」

    歩く時は右足と左足を互い違いに動かします。

       

    
    

    何気なく出している一歩ですが、その一歩を出すことがすでに変化していることになるんですね。

    こんなことを思ったのは、毎朝愛犬の散歩をしています。朝、踏みしめる草には霜が降り、まだ暗い空には月が残っていました。そんな時に思いついて詩を作りました。

    
    

     

    「霜を踏み 月を見上げて 背を伸ばす」

    
    

    これは、現実(足元)と目指す目標の関係に似ているのではないかなと思いました。

    
    

    一足出せば、一つが進む。

    違えれば、方向変えて、また一歩。

  • 2022年1月7日

    今月の一字 (新年の一字)

    「兆」(きざし)を新年の初めの一字にしました。

     

    この言葉は何らかの予兆を表す意味を持っています。真っ暗な夜から徐々に日の昇る予兆として、やがて空にほのかな明るさをもたらし、その一番明るいところから太陽が顔を出し、私達はその神々しさに思わず手を合わせます。

    今、此処にいることへの感謝と、これからの希望を含めて・・・。

    大自然の中に生かされている生命の一つとして、大いなるものへの尊厳と感謝の思いが合掌する中に自然に湧き上がってきます。

    ご縁のある一人ひとりの顔を思い浮かべながら、その人達の心を明るく楽しくするような生き方をしていきたいと新年の日の出に思いました。

    今年もよろしくお願い申し上げます。

    今よりも、みんなで一緒に幸せになりましょう。

有限会社楠本書院
代表取締役:楠本 廣子

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