今月の一文字「歩」
「歩」
歩く時は右足と左足を互い違いに動かします。
何気なく出している一歩ですが、その一歩を出すことがすでに変化していることになるんですね。
こんなことを思ったのは、毎朝愛犬の散歩をしています。朝、踏みしめる草には霜が降り、まだ暗い空には月が残っていました。そんな時に思いついて詩を作りました。
「霜を踏み 月を見上げて 背を伸ばす」
これは、現実(足元)と目指す目標の関係に似ているのではないかなと思いました。
一足出せば、一つが進む。
違えれば、方向変えて、また一歩。
検定試験を終えて
先日、書道検定試験が行われました。
日本で唯一の文科省後援の検定試験で高槻市庁舎にて開催しました。
楠本教室からは、小学生から70歳まで10名がチャレンジしました。
生徒さんのコメントです。
「50歳になって試験なんて、ドキドキして今朝は5時に目が覚めました。終わって心地いい疲れです。結果はともかく、受けてみて良かったです。」
ある人は、「今の自分の持てるものを出し切りました。」と、終了後はしばし放心状態でした。
試験責任者として、毎回感じることですが、普段はめったに経験することのないテスト会場という張り詰めた空気・・・。約2時間ほどほとんど無言で半紙に向き合う厳粛な空気・・・。一つひとつの問題にお稽古してきた成果を出そうと半紙一枚に集中している姿。一生懸命何かに打ち込んでいる姿って美しいな~、人間っていいな~と思います。
全員の方が合格されることを願うのはもちろんです。書道を通して物事に向き合う姿勢を共に学ばせて頂いています。
今月の一字 (新年の一字)
「兆」(きざし)を新年の初めの一字にしました。
この言葉は何らかの予兆を表す意味を持っています。真っ暗な夜から徐々に日の昇る予兆として、やがて空にほのかな明るさをもたらし、その一番明るいところから太陽が顔を出し、私達はその神々しさに思わず手を合わせます。
今、此処にいることへの感謝と、これからの希望を含めて・・・。
大自然の中に生かされている生命の一つとして、大いなるものへの尊厳と感謝の思いが合掌する中に自然に湧き上がってきます。
ご縁のある一人ひとりの顔を思い浮かべながら、その人達の心を明るく楽しくするような生き方をしていきたいと新年の日の出に思いました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
今よりも、みんなで一緒に幸せになりましょう。
大阪勧業展に出展
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