大阪府高槻市にある毛筆手書きの【楠本書院】 一筆に福を祈って 
経営理念とは? ビジョンとの違いは? 経営方針との違いは? 
そしてその具体的な作り方・作成例・社内での浸透の仕方等を、文章の考案から額の作成、社員との共有まで一貫して承ります。 
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経営理念の統計

カテゴリ : 経営理念
あなたの夢をつなぐ理念書道家
楠本書院 代表の楠本広子です。

今日は、数字(統計)のハナシです。

日本の人口は約1億1千万人。
企業数は、400~420万社あります。
そのうち中小企業は、99.7%ですから400~419万社。
大企業は約1万社あります。

働いている人数は、4700万人。
つまり、日本人の10人に4人は労働している。ということになります。
そのうちの70%(3000万人)は、中小企業で働いています。

日本企業全体の年間売上は、1302兆円。
日本のGDP(国内総生産)は、549兆円で世界3位とか。
この辺になると、実感がわきませんが・・・。

身近なところにハナシを戻しましょう。
日本企業の収支決算、黒字率は?
というと、25~30%という数字が出ています。

これは、多くの会社(全企業の70%)は、赤字決算をしている、ということになります。
もちろん、先行投資とかした上での収支ということもありますので、一概には言えませんが。

ここ数年、年間の開業率よりも廃業率が上回っ
ている、という数字がありますが、厳しい経営環境下にあるという実態を示しています。           (中小企業白書より)

では、今日のテーマである経営理念(経営指針)を作成している企業の黒字率は?というと、残念ながら、国の統計は出ていません。

そこで私の属する経営団体(全国45000人が在籍)の統計をみると、経営指針(経営理念・方針・計画)を作成、実践している企業の半数以上、約50%以上が黒字企業ということです。

これは何を示しているのでしょうか?
経営理念で、経営者の姿勢と会社の目的を示し、方針や計画で、会社の進む具体的方向を示す。
これを、世の中の変化に対応し、毎年チェックし修正することで、会社の舵とりをしていくことの大切さ、又、論理的な正しさを証明するものだと思っています。

企業生存率という統計数字をご紹介致します。
これは、今年開業した会社が、何年生きのびているか、の数字です。

  1年生存の会社⇒70% (1年以内に30%の会社は廃業・閉鎖するということです)
  5年生存の会社⇒20%
10年生存の会社⇒3~5%
20年(30年)の生存の会社⇒0.3% (100社の内に1社もない、0.3社ということ)

経営者は、この実態に目をそむけることなく、真正面から向き合わねばなりません。
社員を、お客様を、家族を、自分を守る為に。
大切な人と一緒に幸せになる為に。
そして、ご縁を頂いている方々のためにも会社をつぶしてはならないのです。

当社はおかげ様で開業して35年になります。

この統計の実態を改めて見直したとき、本当に感謝以外の言葉が見つかりません。








経営理念は目的?目標?

カテゴリ : 経営理念
あなたの夢をつなぐ理念書道家
楠本書院 代表の楠本広子です。

先日F社での幹部研修の講師を仰せつかり、その中での一コマです。
「経営理念は最高の目的、と言われましたが、 目的と目標は違うのですか?」
と質問がありました。

結論を言いますと、経営理念は理性で考えられる最高の概念なので、目的です。
そこから、何故かと言うと、と説明に入りました。
私達は普通日常では目的も目標も同じような意味で使っていますが、実は違うんです。
目的は、山登りに例えると頂上にあたります。

では目標は?
標という字は、標示や標識つまり目印なんです。
先程の山登りで言うと五合目や八合目の標示、立て看板のような意味があります。
五合目が過ぎた六、七・・・とクリアしていって漸く頂上(目的・理念)にたどりつくわけです。

とすると、目標は目的地(最高地点)に向かって達成すべきもの、ということになります。
経営理念は目的の中でも最高の最高目的と言われています。
とすれば、追求し続けるもの。実現を目指して追い求めるもの。と言えるでしょう。
それほど格調高く、又、本気で追い求めているものなんです。
何にしろ経営理念は、理性(道理が通っている。
説明につじつまが合っている。論理的にこうだからこうなる。と説明できる)で考えられる。
その中でも最高の考え方なんですから・・・。
最高であり、ゆるぎない根本の考え方とも言えるでしょう。

違う例えで言いますと、
今、入社したてのA君がいるとしましょう。今の望み(欲しいもの)は何?と聞くと「車」と言うことです。わかりました。車が手に入ったしましょう。
その次の望みは何?「家」。家も買いました。その次の望みは、「世界旅行」・・・と夢は膨らみます。
どんどん階段を上っていきます。
もうこれ以上ない自分の本当の望み、心の奥底からの願い・望み・目的・しかも人に迷惑をかけない。
多くの人が賛同する、と言う条件付きです。

ここで言う車や家、世界旅行等は最高の目的に向かっての目標と言うことです。


























今月の一文字

カテゴリ : 今月の一文字
あなたの夢をつなぐ理念書道家
楠本書院 代表の楠本広子です。

お客様から「芝」という文字の提案を頂きました。

芝生の「芝」なんですよね。
テニスが好きでウィンブルドンの芝のコートが浮かんだようです。

そのままお書きするのもなんなので・・・。



7月は成長の時期です。
夏の日差しに照らされて、生命力あふれる月だと感じ、芝生も青々伸びるであろうとイメージしました。

伸び伸びと太陽の元で成長していくイメージを重ね、『伸』という文字にしました。


経営理念、お客様の声 1.

カテゴリ : 経営理念
あなたの夢をつなぐ理念書道家
楠本書院 代表の楠本広子です。

今日まで、おかげ様でたくさんの経営理念を書かせていただきました。

その中で思い出に残る一枚をご紹介いたします。

これは、10年ほど前の出来事になりますが、私にとって手痛い失敗の思い出です。
日頃、とても親しくしている友人であり、経営者でもある方から、「経営理念書いてくれない?」とのご依頼を受けました。

その会社には何度も行っていましたし、社員さんの顔も全員知っている。
もちろん依頼主である経営者のことは、他の誰よりも知っていると自負していました。
そんなこともあり、電話で「まかしといて、わかってるから・・・」とお受けいたしました。

依頼された嬉しさとよく知っているという気安さの両方の気持ちがあったのだと思います。

私なりに社内の様子をイメージし、社員さん一人一人の顔も思い浮かべ、配置や字体を含め何度も構成し、完成したものをお届けしました。

包装を開けて、いよいよ実際に目にされる瞬間、(実はこの時間が一番ドキドキするんです)
「これ、思ってるのと違う。うちのイメージじゃない!」との一言。
「えっ・・・」自信満々で持って行った出鼻をくじかれました。

まさに親しき仲にも礼儀あり。
また、公私混同とはこのことか。
私自身の甘さを思い知ると共に、独りよがりの思い込みの恐ろしさということも学びました。

そこで改めて、ひざを突き合わせて話をし、よく思いを聞き、感じとり、イメージを合わせてもう一度作成しなおしました。

今度は「これこれ! これやんか。私の望んでたものは!」と大層喜んで頂きました。

社員さんの感想も
「経営理念って重い(深い)ものなんですね」の言葉が出たようです。もちろん会社に掲げられ、今も燦燦と全社員さんを照らし続けています。

この一件がきっかけとなり、当社ではご発注いただいた会社へお伺いして顔を見て、社長様とじっくり経営にまつわる色々な
お話をさせていただく中から、この経営理念の言葉にこめた思いやそう思ったいきさつをお聞きして、(時にはご家族や個人的なことにお話が及ぶ場合もありますが・・)

また、社内の様子(社員さんの雰囲気、社内の広さ、かべの色・・・)を実際に感じ、ここの会社なら、こんな額装で、こんな書体がいいかな、と思ったものを、サンプル書体として目の前で2種程書かせていただき、イメージを一致させることを大事にしています。

基本的には「お会いして」を大切にしていますが、遠方など物理的に条件が合わない時は電話やメールでの打ち合わせをこと細かくさせていただくことで思いを汲み取り、イメージの共有をさせていただいております。

お陰様でその件以来、経営理念のクレームは一件もありません。
仕事の厳しさとそれを包み込む愛情の深さを併せ持つ友人に、感謝の気持ちでいっぱいです。






経営理念と信念は同じなのか?

カテゴリ : 経営理念
あなたの夢をつなぐ理念書道家
楠本書院 代表の楠本広子です。

経営理念は「理性で考えられる最高の考え方」と定義されています。

そして、それは、誰が聞いても理解、納得できるもの。
つまり普遍的なものであり、そこには経営者本人の心の奥からの願い、熱い思いが込められていることが大切です。

では、信念信条ということと一緒なのでしょうか?

信念信条という言葉を辞書で調べてみると、
「その人個人が信じている考え方」
「正しいと信じている自分の考え」とあります。

じゃあ、一緒じゃないの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、ちょっと待って下さい!

もう少し考えてみましょう。

例えばです。私たち昭和世代、テレビを賑わせたヒーローに「ねずみ小僧次郎吉」がいます。
今の若い人達になじみがあるのは「怪盗ルパン三世」でしょうか。

ねずみ小僧は勧善懲悪の時代劇の一つで、裕福な悪徳商人から金品を盗み、まじめに生きているが、中々報われない貧しい庶民に人知れず配る。さびれた長屋の引き戸の隙間から、一両小判をそうっと投げ入れるテレビのワンシーンが蘇ります。
小さい頃 ”カッコいいねー” と思ったりしました。ルパンの場合は「好きな女性の為」が主なる動機ですが、していることはねずみ小僧と似ています。

これは、義賊とも呼ばれています。
困っている人を助けたい、それが自分が決めた生き方、信条だといっても、している行為は犯罪なんですね。法を犯しています。
義賊は犯罪なんです。
これは理念とはいえません。

理念は社会の人、誰が聞いても納得する普遍的なものなので、決して反社会的なものではありません。

今日の話をまとめますと、個人の信念、信条は理念になり得るが、ならない場合もある。ということです。
普通に暮らす世の中の人にとって、良きもの、歓迎されるものかどうか・・・? が判断基準です。

個人の信念(自分だけの正しさ)が理念(自分も信じ、世の中の人も賛同する)にまで高められる。あるいは一致している考え方、生き方を私は求めています。
なかなか及びませんが・・・。






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